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2006年7月 2日 (日)

気は遣うけど気の利かない奴

それは私だ。。
(しかも両者は違うと今頃気づいた。)

20060702_001

ウメさんの右目は大分良くなりました。
飲む薬と目薬を両方もらいましたが、目薬をさすのにはコツがいります。

(まず滅多にあげないおやつを目の前に置き、)
ウメさんを後ろから抱え込み、あごをやや上向きにして固定させ、上まぶたを開いて2滴たらし、入ったと確信したら上まぶたをやさしくもんでなじませる。
(そしておやつを思う存分食べさせる)

以上の工程をすばやく行う。
犬に「今何が起こったの??」とキョトンとさせるほどに。

う~ん、行動がとろいと思った私でも、うまくやれている。(自画自賛)
あ!ウメさんがそれ以上にとろいということか・・今気がついた。

 

昨日は会社の後輩の結婚式がありました。

 この後輩、数年前、私が開発グループのリーダーをやっていた時に新入社員として入ってきました。

 そのときは仕事が忙しかったせいもあり、新入社員である彼に毎日残業を強いてしまう形になり、申し訳ないな・・と思いながら仕事の指示をしていました。
 ある日こと。帰り際に「○○って言うテレビ番組みてる?」と、私としては毎日の殺伐とした雰囲気を明るいものにしようと別の話題を持ちかける意味で話しかけてみたのですが、彼はいきなり、「見てません!冗談じゃないっすよ!」とキレてそのまま帰ってしまいました。
そのときはカッとなりましたが、よくよく冷静に考えてみると、彼は会社の寮に定員オーバーで入れず、2時間近くかけて会社に通っており、しかも毎日残業・・・。テレビなんて見ている暇などないな。。と気がつき。。

全く気の利かない私。

 以来、彼に対してはいつキレられるのか怖くて、すごく気を遣って接していたように思います。

 ただ、彼もまた、人に気を遣う人間で、そこが私となんとなく似ているところでした。(気遣い屋同士が一緒にいると心の探りあいになっていくので逆に疲れる・・という現象があります。何かの拍子に気を許せば仲良くなれると思うのですが、意外と時間がかかるものでして。。)

 私が休職するときに彼にリーダーの座を譲り、それからしばらくして彼は別の部署に異動になってしまったので今は接することはほとんどなくなりました。

 多分、彼にとっては最悪の先輩だったと思うので、どうして呼ばれたのだろう・・と不思議に思っていましたが、彼に「お招きいただきましてありがとうございます」という主旨のメールを書いたら、その返事に
「昔、先輩が『私は後輩の結婚式というものに本当に縁がなく、一度でいいから出てみたいなぁ』とおっしゃっていたでしょう。あの時、自分が結婚したら絶対に呼ぶと決めていたんです。」
 いやぁ、後輩にそんなことを言っていたなんてなんともずうずうしい。「おい、結婚したら絶対呼べよな!」と脅迫しているようなものだよな。。私の後輩は、独り者や結婚しても女性の先輩は呼ばないとか、なんだかよくわからないけど諸事情により呼ばれないことが多かったので愚痴ったのだと思います。彼がまだ2~3年目のときに。その話をずっと覚えていたのか・・・と、自分のずうずうしさはさておき、彼の優しい気遣いに感動しておりました。

 今思うと、何人か接してきた後輩たちの中で、私の仕事上の考え方を踏襲して次につなげていったのも彼だけだったな。。私が指導したことをしっかり覚えていてくれたのも。

 もっと、彼から逃げずに信頼して接していればよかったと、今更ながら思ったり、嫌、やっぱり近くにいれば衝突したりすることは間違いがなく、あれはあれでよかったのかな。。とも思うのでした。

 それにしても、いい結婚式でした。

 式場はガーデンテラスで、明るいラフな雰囲気。白を基調とした部屋中にW杯色満載のコーディネイト(彼は無類のサッカー好き)。お色直しに日本代表チームのユニフォームを着て現れるし、キャンドルサービスは水をはった花瓶にブルーと白の光を放つドライアイスを入れるちょっと変わった趣向になっているし・・・。涙の両親への花束贈呈の後、エンディングはスクリーンが出てきて出席者全員の思い出の写真を映し出しながら、それぞれの人たちへの感謝の言葉をエンディングロールに載せて・・・。出席者全員釘付けで見ていました。

 普通これだけのことをやると、少し間違えれば自己満足を見せつけられるいやらしさが出てくるのものですが、そんなことは一切感じさせない、とてもさわやかな、ここに来た人たちをとてもいい気持ちにさせるものでした。

 気遣い王者の彼らしく、終始一貫して「来ていただいた皆さんありがとう。今日は是非楽しんでいってください。」という趣向が伺えました。

 彼は私の「気遣い」とははるかにレベルもスケールも違うものだと。。

 それもまたよし。

 後輩君、幸せになってください。

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コメント

腫れ、ひいてきたんですね☆
よかったです。
目薬、がんばってくださいね。

後輩さんのお話、ちょっと感動しちゃいました。
何気ない一言を覚えててくれたなんて、嬉しいですよね。
彼が昔、キレたのだって犬千代さんに甘えたかったんじゃないですか?
きっと、そうだと思います。

‘気遣い’って難しいですよね。
以前、「あなたは気を使いすぎて、一緒に居ると疲れる」と言われた事があります。
ううう~~☆
むつかしい・・・☆

投稿: チコママ | 2006年7月 2日 (日) 21時25分

チコママさん、こんにちは!
記事にする予定ですが、昨日岩盤欲に行ったら夜中早々にぐっすりで寝坊までし・・(--;)お返事遅くなりました。m(_ _)m

「甘え」ていたんですかね。。新入社員だったし、右も左もわからない不安なときだったと思うから、そうなのかもしれないですね。

本当に「気遣い」って難しいですよね。
私も、「疲れる」といわれますよ。(私の場合自分が疲れて続かないという中途半端者ですが。。)
ただ、「この人といると疲れないし、気遣いなくていいわぁ」と思わせる相手の方こそが究極の気遣い屋なんだそうです。でもその人に非常なストレスがかかるとか。。「疲れる」と相手から言わせるほうが案外丁度いいのかもしれないですよね。そう言わせることでその人のストレスが発散されると思うし。

あと、「気遣いをする」ことを趣味にする。という人もいるみたいです・・・。

本当に難しいですよね。

投稿: 犬千代 | 2006年7月 4日 (火) 10時03分

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